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日本航空(JAL)国内線ファーストクラス搭乗記

このページでは、日本航空が提供する国内線ファーストクラスクラスの搭乗記を載せています。

★利用区間★
東京(東京国際空港/羽田 HND)=新千歳空港(CTS)

★使用機材★
B777-200

★利用クラス★
JALファーストクラス(国内線)


¥運賃¥
32,700円
特便割引3


簡単な搭乗記というより、機内でばんばん写真撮影をするということが、どうも気が進まないため、あまり多くの写真はありません。大半の写真は、携帯電話のカメラを用いて撮影したため、クオリティが若干低くなっています。

また、一部の写真は、他の路線で撮影した写真を流用したものが多いです。




JAL国内線ファーストクラスとは?

国内線ファーストクラス導入の背景

日本航空では、かつてのスーパーシートを廃止したうえで、+1,000円でも十分なゆとりを得られる、クラスJの導入を順次すすめてまいりました。その結果、当初は主要路線が中心に設置されていたクラスJでありますが、現在では大型機から小型機まで、多くの機材に導入され、日本全国の一部を除く路線でクラスJに搭乗することが可能になりました。

しかしその一方、国内線の上級クラスが日本航空から無くなったため、高級志向を好む利用客の一部が全日空に流れるという事態が発生しました。そこで、日本航空は東京発 大阪・福岡・札幌などの主要路線にファーストクラスを導入して、利用客の流失、取り戻しを図ったのです。

もともと、誰が利用するんだ?という意見は多くあったようですが、実際の搭乗率は、常に高く、多くのお客様に好評を得ているようです。また、その結果からか、2012年8月から東京=那覇にも国内線ファーストクラスが導入されることになります。


国内線ファーストクラスの利用料金

すべての運賃(普通席)に+8,000円で利用できます。

ただし、事前に予約を行う場合、特便割引や普通運賃などの、高額運賃でしか予約(座席の確保)を出来ず、先得割引や旅行会社のパッケージツアーの包括割引運賃などの 格安運賃では、当日空港で空席がある場合に限って、+8,000円で利用できるという言い方が正しいでしょう。

1人や2人の場合、当日ファーストクラスにアップグレードが出来る可能性がありますが、4人とかで旅行をする場合、全員がアップグレード出来る保証はありません。意外と事前にファーストクラスを予約される方は多いのです。

旅のスタートは羽田空港から

旅の出発は羽田空港

今回は、国内線利用のため、羽田空港からの出発となります。

ここ数年でリニューアルをされたため、大幅に様変わりしたというほど ではありませんが、何となく、落ち着いたデザインとなっています。

しかし、今回は羽田空港をめぐるのではなく、JALの国内線ファーストクラスを満喫することです。
羽田空港 北ウィング ダイヤモンドプレミアラウンジ入口

ファーストクラス専用レーン

JALの国内線ファーストクラス利用者/ダイヤモンド・プレミア会員/ワンワールド エメラルド(最上級)の方がこのレーンを利用できます。

中にはダイヤモンド・プレミア専用セキュリティゲートがあり、通常混雑している手荷物検査を、簡単に通過出来るほか、通常の手荷物検査場と比較しても、係の人の接客態度が良いのが特徴です。

ちなみに、なかには専用の国内線ファーストクラスのカウンターもあります。
何といっても、キリンのブラウマイスター!!!!!!!

ダイヤモンド・プレミアラウンジ

羽田空港の空港ラウンジには、サクララウンジと、その上をいくダイヤモンド・プレミアラウンジが存在します。

サクララウンジと比較すると、銘酒がラインナップされているのが最大の特徴ですが、利用する人数も少ないため、大変静かで快適な空間です。

ちなみに、国際線のラウンジのように、軽食やカレーライスの用意はありません。

ラウンジから飛行機も眺められる

DPラウンジから飛行機を

ダイヤモンド・プレミアラウンジからは、滑走路を含めて飛行機を眺めることが可能です。

上等なビールを飲みながら飛行機を眺めるのって、少し大人になった気がしましたね。
札幌行きは混雑

いよいよ搭乗です。

半端無く混雑しています。

ただ、いくら混雑をしていても、今回は、国内線ファーストクラスの利用者であるので、優先的に搭乗することが可能なのです。

ただ、最優先であったのは、JALスマイルサポート(小さいお子様・体の不自由な方など)を受けている人たちでした^^;
ファーストクラスはこんな座席

JAL国内線ファーストクラス

飛行機に乗り込んだ瞬間からファーストクラスの旅は始まります。

日本の航空会社であるため、ウェルカムドリンクは無いものの、上級会員でもないのに、搭乗挨拶を受けたりと、ファーストクラスらしさを感じますね。

ちなみに、座席は本革製です。
正面から見ると・・・

JAL国内線ファーストクラス

正面から撮影。

写真は、那覇→東京へ搭乗時、ファーストクラス座席を撮影したものです。(当時は、クラスJで搭乗できました。しかも、座席は新品で綺麗)

実際に搭乗したファーストクラスの座席は、白の革であったため、だいぶ汚れが目立っており、定期的に革の交換をした方が良いかな?という印象を受けました。
昼食時間帯(11:00〜17:00出発便)のこの日は冷やし中華(ごまだれ)

機内食 冷やし中華(ごま)

機内食と言えば、かつてスーパーシートに搭乗すると、冷たいお弁当をいただいた記憶がありますが、当時と比較すると立派になりました。

冷やし中華だから、冷たいのは当たり前ですが、ちゃんとした食器に乗せられ、味もお店で食べる味と変わらず(店で食べたこと無いけど)、さすが有名店の改修するメニューだけあります。(多分)

ちなみに、「泡」(スパークリングワイン)も用意があり、ついつい飲んでしまうのですが。(BRUTなので、辛口で味は美味しいです。)
なんか神秘を感じる一枚(に見えるだけ)

景色を眺める

今回は窓側に着席、しかも隣は唯一の空席でした。

なんだか、神秘を感じる一枚だと勝手に感じました。


幻の焼酎 森伊蔵をロックで

森伊蔵とつまみ

JAL国内線ファーストクラスは、アルコールドリンク含め、飲み放題です。ですので、意地汚い私は、幻の芋焼酎 森伊蔵を注文するのです。

森伊蔵は市場での価格が高く、だいたい、店で森伊蔵を注文すると一杯数千円はする高級な芋焼酎なのです。それをJALの国際線含むファーストクラスではタダ飲みできるのです!!!

ちなみに、もう一つのおつまみは、JALに搭乗した時の定番のお菓子です。
なんだかんだで到着したので快速エアポートで札幌へ向かったのさ

新千歳空港に到着

快適な時間はあっという間にやってくるものです。飛行機を降りなければ ならないのです。お世話になった客室乗務員の方に別れを告げて札幌へ出発です。

ちなみに、手荷物を預ける場合、ファーストクラス利用者は最優先で出てきます。(今回は、預けていないため、その恩恵は受けられず・・・。)

JAL国内線ファーストクラス B777-200 総評

今回で国内線ファーストクラスとして利用するのは2回目、このファーストクラス座席に着席するのは3回目ですが、最上級に相応しいなと思いました。

まず座席に関してですが、リクライニングの角度などは、エグゼクティブクラスの○カイラックスシートと同等でありながら、人間工学で考えているのでしょうか?長時間着席しても疲れない座席です。ただ、革の汚れなどが目立ってしまうのがマイナスです。黒革にすれば、明るさが無くなるし、やはり布でしょうか。

ヒューマンサービスに関しては、日本航空や全日空においては、世界でも優秀であると言えるため、ファーストクラスだから特別良いという印象は受けません。普通席でも素晴らしいです。

あとは、食事との兼ね合いですが、以前搭乗した時は、大阪→東京というフライト時間の大変短い区間でして、食事を出され、食べ終わる頃には着陸のシートベルト着用サインが点灯するため、あまり落ち着くことが出来ませんでした。
しかし、この東京→札幌の区間においては、食後にコーヒーを飲み、少し時間が経ってから、また別のドリンクをいただくことが出来るため、十分に優雅な時間を過ごすことが可能です。

したがって、もし国内線ファーストクラスに搭乗したいとお考えの方は、ぜひ、東京→札幌・福岡・那覇がおすすめです。特に、那覇線でしたら、十分に満喫できるか、森伊蔵の飲み過ぎで、ベロンベロンになるかの どちらかでしょう。


総合評価:★★★★★(星5つ)
とさせてください。

非常に満足です。あとは、大阪=札幌などの路線にも設置していただけると うれしいですね。


なお、今回の北海道内の旅行記は、 日本の鉄道旅行記 久々の北海道鉄道旅行記7 をご覧ください。