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羽田空港JAL ダイヤモンドプレミアラウンジ(北)

羽田空港第1ターミナル(日本航空など国内線ターミナル)にある、北ウィング側(東北・北海道方面)のJALのダイヤモンド・プレミアラウンジに潜入した記録です。

この羽田空港第1ターミナルのダイヤモンドプレミアラウンジですが、入室できる条件として、
・ダイアモンド・プレミア会員の方(プレミア会員はJALグローバルクラブ会員であることが条件)
・日本航空の国内線ファーストクラス利用者
・ワンワールドアライアンス加盟航空会社利用のワンワールドエリートステイタスのエメラルドの方
などが挙げられます。

したがって、国内線のサクララウンジとは異なり、利用者が本当に特別なゲストに限られるため、ラウンジ内のマナーの観点から見ても、かなり落ち着いている空間であります。



羽田空港 JALダイヤモンドプレミアラウンジの詳細データ

下記表で、このページのラウンジデータを紹介します。
日本航空 ダイヤモンドプレミアラウンジ(北ウィング)

ラウンジ基本情報

運営航空会社
日本航空
場所
保安検査場から専用ゲートあり
保安検査場からラウンジへ直結
利用資格
ワンワールドエリートステイタス エメラルド
JMB/JGC ダイヤモンド・JGCプレミア会員
国内線ファーストクラス利用者など

ラウンジ内の設備

シャワールーム

今回は利用せず
シャンパン
×
焼酎やウィスキー・プレミアムビールあり
インターネット

Wi-fi利用可(ずべて無料)
フード
×
ビールのおつまみ程度のみ
その他

国内メーカープレミアムビール多数あり
日本航空国内線の最上級ラウンジ

羽田空港 北ウィング ダイヤモンドプレミアラウンジ入口

DPラウンジの入口

この、JALダイヤモンドプレミアラウンジの入口は、セキュリティゲート(荷物検査)を通過する前にあります。

この扉を超えてから、ファーストクラスカウンターで挨拶をし、専用のセキュリティチェックを受けてから、ラウンジに入室となります。

時間帯により、荷物検査をする場所では、大混雑していますが、このダイヤモンドプレミア専用セキュリティゲートは、ほとんど並ぶことなく、スムーズに通過することが可能です。

エントランスアート 松

受付で、サクララウンジの入室か、ダイヤモンドプレミアラウンジの入室かの審査?を受けたのちに、ダイヤモンドプレミアラウンジへと入室を許可されます。

入室をすると、このような松がお出迎えをしてくれるのです。


でっかい松でお出迎え!
立派なアートですね

この芸術的な松は?

日本航空のサイトを参考に解説をしようと思いましたが、後日の機会ということでお願いします。

ただ、日本を代表する空港の最上級ラウンジで、このような素晴らしいお出迎えがあるって、なんか良いですよね。
ダイヤモンドプレミアラウンジ全景

DPラウンジの内装

落ち着いているインテリアである印象です。

色も、ブラウンと天井や壁・柱の白色に統一されており、大人の空間を演出しているように思えます。

ただ、このダイヤモンドプレミアラウンジは、羽田空港内に2か所あるため、面積は あまり広くないように思えます。
JALダイヤモンド・プレミアラウンジ全景2

DPラウンジのインテリア

今回は、東北・北海道方面向けの北ウィングにあるラウンジであるため、あまり混雑していなかったのかもしれません。

少なくとも、南ウィングの場合だと、大阪や福岡・那覇など、ファーストクラス就航路線が多いほか、東海道から山陽にかけての主要路線も多いため、多少混雑しているかも しれませんね。

北ウィングの場合、札幌以外に超高重要の路線って見当たりませんからね。
こんなイスが並んでいますが・・・

こんなイスですが・・・・

なんだか、最初の印象は、長時間座っていると疲れそうな、座椅子だと感じたのですが、実際に座ってみると、そうでもないようです。

シートの硬さがちょうど良く、体にフィットするため、長時間の着席も疲れなく感じました。

やはり、見た目だけでの判断は危険なようかも ですね!
飛行機を眺めながら仕事も可能!

飛行機を眺めながら仕事を!

窓に面して、ビジネス用のテーブルが設置されているため、パソコンで作業をしながら、飛行機を眺めることが可能です。

そのため、個人的な感想ではありますが、仕事中の息抜きに、飛行機を眺められるため、最適であると感じました。

でも、どこの空港にも、このような設備は多くありますが・・・・。
バーコーナーの全景

バーコーナー

ご覧の通り、ダイヤモンドプレミアラウンジにおいては、このようなバーコーナーが設置されています。

ある程度の充実した内容は、この次に紹介するとしましょう。
ドリンクのラインナップを拡大しました

バーコーナーのドリンク

生ビール!、ウィスキー・焼酎、ソフトドリンクやコーヒーが揃っていますが、残念ながら基本的にワインの用意がありませんでした。

ただ、用意されているビールが、キリンのブラウマイスターやハートランド、国際線のサクララウンジではおなじみのエビスビールやプレミアムモルツもあります。
食べるものは これだけ

スナック類はこれだけ

ドリンクは充実しているのですが、食べるものが一切無いに等しいくらい ありません。

おそらく、成田国際空港のサクララウンジを期待して、この羽田空港 国内線ターミナルのフラッグシップラウンジである、ダイヤモンドプレミアラウンジに入ると、がっかり するかもしれません。

でも、このおつまみの味は美味しいです。
何といっても、キリンのブラウマイスター!!!!!!!

キリン ブラウマイスター

成田のサクララウンジで飲むことも出来ない、ブラウマイスターがまさか、羽田空港のダイヤモンドプレミアラウンジで飲めるなんて、感激でした。

ちなみに、キリンビールのプレミアムビールのことを指し、一部のお店でしか提供していない、なかなか飲むことの出来ないビールです。

味わいは、苦さがちょうどよく、かつ、味が薄いわけでもない、うまいビールです。
ラウンジから飛行機も眺められる

こんな感じでJALの飛行機を

場合によっては、全日空の飛行機を眺めることも可能な、ダイヤモンドプレミアラウンジです。
ロッカーも完備

ロッカー室あり

ダイヤモンドプレミアラウンジの入口付近に、ロッカーが用意されています。

このロッカーは、簡単にピッキング出来無さそうな、鍵があるため、貴重品で無い限りは、安心して預けることができそうです。

ダイヤモンドプレミアラウンジはどういう雰囲気の所?

日本航空の国内線のフラッグシップラウンジであり、限られたお客様しか入れない特別な空間であるため、マナーのよろしくない方の入室は空気が読めていないだけなので、控えた方が良さそうです。

また、南ウィングでは、リゾート路線でファーストクラスが就航している那覇線があるため、一概には言えませんが、短パンにサンダルというのも、あまりよろしくない ような空間です。

もっとも、ダイヤモンドプレミアラウンジであろうと、短パンやサンダルで入室するのは、ドレスコードが指定されているわけではないので自由です。それでも、高級ホテルのラウンジを思わせる空間である認識は、持っていたいと思います。


羽田空港 JAL ダイヤモンドプレミアラウンジ 総評

国内線のラウンジであるため、食事やドリンクの充実度が低いというのが難点ですが、それでも、それをがっかりさせない、サービスは大変ほめるべき点に値するでしょう。

例えば、保安検査場においても、通常の保安検査場とは異なり、あくまで「接客」という扱いです。また利用する人数も少ないため、ゆっくりセキュリティチェックを受けることが可能である上、たとえ多客期であっても、時間ギリギリでありながら、余裕を持って通過することも可能です。

また、ダイヤモンドプレミアラウンジ内においても、入室資格基準の緩い国内線サクララウンジと比較しても、座席に余裕があるほか、ラウンジの面積に対しての利用する人数が少ないということで、ざわついた感がなく(裏を返すとパソコンのキーボードを叩く音すら気になる)、大変静かな空間です。

さらには、お客様の大半が飛行機に搭乗するマナーを心得ている人(JAL FLY ON Diamond/JGC Premier/ワンワールドエリートステイタス エメラルド)に限定されており、客層が良く感じます。少なくとも、夏休みシーズンの国内線サクララウンジの場合、小さい子供がいるなどし、騒がしい場合も多々あるとか。

また、ラウンジスタッフの人数も、利用者数に対しては多いため、グラスの片付けなども機敏に動いてくれ、一流のサービスを受けている印象でした。


こちらの、空港ラウンジの評価ですが、
総合評価:★★★★★(星5つ)
とさせてください。(国内線ラウンジ部門)


世界中の空港ラウンジを探しても、国内線において、充実した食事を提供してくれるラウンジは、なかなか無いだろうということを考慮して、提供している店すら少ないプレミアムビール、(日本人らしい)一流の接客サービス、ダイヤモンド・プレミア専用セキュリティゲートなど、ハード面・ソフト面からみても、気持ちよくダイヤモンド・プレミアラウンジで過ごすことが可能です。

今後の、私の個人的な願いとしては、このような素晴らしいラウンジ(ダイヤモンド・プレミアラウンジ)が、日本中の主要空港(少なくとも、国内線ファーストクラス就航路線) に設置していただきたいと感じております。

訪問日:2012年7月8日12時ごろ