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日本航空 JAL国内線ファーストクラス機内写真

日本航空が国内線で設定している、JAL国内線ファーストクラスは、東京発着の大阪伊丹・福岡・札幌・那覇の主要路線の一部の便(B777-200)で搭乗することが可能です。最大の特徴は、かつてのスーパーシートを凌ぐ贅沢な空間であり、サービスもランクアップされています。

日本航空の国内線では、かつてスーパーシートを廃止し、普通席を快適に搭乗できるクラスJにダウングレードしましたが、搭乗率は上がったものの、かつてのエリートビジネスマンは、全日空に流れてしまったため、対抗策として、国内線にファーストクラスを導入し、3クラス制へと変わりました。

また、クラスJではドリンクサービスなど、サービスが大幅に簡素化された一方で、国内線ファーストクラスでは、機内食(アルコール含む)・空港ラウンジの利用・上着の預かり・新聞・預け荷物の優先返却など、 従来のスーパーシートにプラスαのサービスで復活したのです。



JAL国内線ファーストクラスのシートを見ましょう

まずは、ファーストクラスの座席の写真からです・・・が、あまり良い画像が無くて申し訳ございません。いつも全景を撮影しようとは思っているのですが、すぐに満席になってしまいましす。

正面から見ると・・・

ゆとりのある本革の座席

JAL国内線ファーストクラスは、B777-200の割と大きい機体の中に、14席しかない贅沢な空間です。

普通席では3-4-3の配列であるのに対し、ファーストクラスの客室内は2-2-2であり、さらに窓も2つ分程度は あるため、大変ゆとりのある座席です。

窓側座席が計4席のみです。

座り心地の良いシート

ふかふか のシートは、超高級国産車(具体的にレクサスLS)を思い出させてくれます。

リクライニング角度などから、エグゼクティブクラスで言う、○カイラックスシートやスカイリクライナーと同様に思えますが、人間工学に基づいて作られているでしょうから、ファーストクラス座席の方が、座り心地は数倍上でしょう。

ちなみに、足もとも、目いっぱい伸ばせるほどの広さではありませんが、十分すぎるくらいに余裕があります。

ちなみに、座席は電動ではなく、手動式のリクライニングシートです。
ファーストクラスはこんな座席

JAL国内線ファーストクラスの機内食

国内線ファーストクラスの特筆するべき点は、やはり機内食がある点でしょう。その機内食は、有名なレストランと提携し、そのシェフが考案したメニューが提供されます。
また、機内食と一緒に、美味しいお酒を含む、ソフトドリンクも無料で提供されます。

機内食については、朝・昼・夕方の3種類に分けられており、搭乗する時間帯で機内食のメニューが変わります。また、月ごとに提携レストランが変わるほか、10日毎にメニューが変わるため、頻繁に搭乗するような人でも、飽きることは ないでしょう。

昼食時間帯(11:00〜17:00出発便)のこの日は冷やし中華(ごまだれ)

昼食時間帯の機内食

この日は、夏と言うこともあり、機内食は冷やし中華(胡麻)です。

ある日は、同じ冷やし中華でも醤油だったり、まったく違うメニューになったり、バリエーションもさまざまです。

でも、何といっても、昼からお酒が飲めるのは、非常に贅沢ですね。
JAL国内線ファーストクラスの機内食(夕食時間帯)

夕食時間帯の機内食

高級感のあふれる料理が出てきます。こちらも有名店監修の料理らしいです。

和食だけではなく、洋食がメニューになっている日もあります。

機内食の最大の特徴は、あまり お腹が一杯にならないことです。ですので、例えば、ビールを飲みながらでも、十分に食べきれる分量かと思います。
幻の焼酎 森伊蔵をロックで

特筆すべき点はドリンク

何てったって、幻の銘酒 森伊蔵を飲めるのです。芋焼酎がお好きでなければ、魅力を感じないかと思いますが、焼酎好きの私にとっては、これを飲むためだけに、ファーストクラスに乗りたいです。

その他、月替わりでおすすめの銘酒が提供されており、月によっては、日本酒・シャンパン・焼酎などをいただけます。

国内線ファーストクラスの機内食を評価してみる

朝食と昼食は、女性向けのヘルシーな食事をしている印象がいずれも強かったです。一方の夕食は、私は和食しか食したことが無いため、印象としては、高級料亭の食事のミニバージョンという感じがしました。もっとも、私は高級料亭で食事をしたことが無いため、美味しいかどうかの判断は非常に難しいと思っています。

ただ、一つ言えるのは、温かい食事をいただける点に、非常に満足しています。私が、スーパーシート時代にいただいた機内食って、時間帯によってはスープしか出なかったり、冷たいお弁当だったりの記憶しかなく、その当時に比べると、こんなに感動するものはないと言えるでしょう。

ちなみに、国内線ファーストクラス利用時には、空港ラウンジの利用が可能ですが、国内線の空港ラウンジには、食べるものは特に置いていないので、あまりお腹がいっぱいの状態で搭乗するという心配はありません。(ただし、空港レンストランで美味しいモノを食べた場合を除く)


JAL国内線ファーストクラスの豪華な装備とサービス

・スリッパ: 布の柔らかいスリッパの用意がされています。

・新聞: かつては全クラスで提供されていましたが、経費削減の一環で上級クラスのみとなりました。

・ヘッドホン: パナソニック社製ノイズキャンセリングヘッドホンが用意されています。

・上着の預かり: スーパーシート時代にありましたが、クラスJの時から廃止されました。

・預け荷物優先返却:同上。


JAL国内線ファーストクラスの総評

つまりは、JALで言えば短距離便のエグゼクティブクラスに搭乗しているようなイメージです。食器に盛られた、温かい機内食をいただき、高音質のヘッドホンで新聞読みながら音楽を聞き、フラットにならなくとも、快適で足が伸ばせる座席でゆったり酒を飲みながら過ごす。

これはまさに、私が時々経験しているJALエグゼクティブクラスと類似していると言っても、過言ではありません。

結局、国際線ファーストクラスに搭乗したことないから、この程度しか述べることが出来ませんが、ただ、国際線のファーストクラスに関しては、もっと豪華であるということが、JALのホームページを閲覧しているだけでも分かります。

そんなわけですので、当日空席があれば、すべての運賃に+8,000円で搭乗出来ます。羽田空港ダイヤモンド・プレミアラウンジでブラウマイスター(キリンのプレミアムビール)を4〜5杯くらい飲んで、機内で森伊蔵を3杯くらい飲めば元が十分に取れるのではないでしょうか。しかし、ファーストクラスは、その私のようなお下品な方をあまり、快く受け入れてくれないでしょう。