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BAとJALが共同事業を開始!

日本航空のホームページをご覧の方はお分かりの通りですが、ブリティッシュ・エアウェイズと日本航空が共同事業を2012年10月1日から開始をしました。そこで、このページでは、BAとJALの共同事業によって私的に、どのようなメリットがあるのかを紹介します。



ヨーロッパ内での便利な乗り継ぎ

ヨーロッパ内の乗り継ぎとは、東京=ロンドン・パリ・フランクフルト・(ヘルシンキ)には日本航空の直行便が運行されていますが、例えば、ベルリン(ドイツ)やニース、アムステルダムなどのヨーロッパ内各地に行く場合、上記直行便が運行されている各空港で乗り継いで別の便に乗って行く必要があるのです。

今回のBAとJLの共同事業によって、どのように便利な乗り継ぎが可能になるかと申しますと、

コードシェアにより、東京から最短時間で目的地に到着可能になる他、到着の遅れの際にも対応をしてくれるのです ※※
※おそらく、東京からヘルシンキ経由の方が、早くなる気もしますが・・・
※※乗り継ぎ先がコードシェアでなくても、対応してくれますが、迅速さに欠けたような・・・。

今までも、このようなコードシェアによる提携はなされていたのですが、今回の共同事業で、さらにロンドン発着のコードシェア便が増えるため、ヨーロッパ各地へのアクセスがさらに便利になる という意味合いが強いようです。


東京=ロンドン便もコードシェアで運行

日本航空ユーザーの方(Exp: JMB会員)であれば、ブリティッシュ・エアウェイズの機材・乗務員で運行される便も、JALの便名として搭乗が可能になります。

逆に、英国航空ユーザーの方(Exp: エグゼクティブ・クラブ会員)であっても、日本航空の機材・乗務員で運行される便も、BAの便名としての搭乗が可能になるのです。

最大のメリット1は、利用する選択肢が増えたことです。

例えば、
今までJALのロンドン行きは、1日1便しか運行されておらず、時刻の選択肢はありませんでしたが、今回の共同事業により、BAの機材・乗務員で運行されるものの、JALの便として予約が出来ます。

したがって、JALの乗務員・機材でロンドンに行く場合、成田国際空港からしか行くことが出来ませんでしたが、BAであれば、曜日により羽田空港からも運行されていることから、 空港までのアクセスが大幅に改善されると言えます。

また、羽田発の便の場合、羽田の出発時刻が早朝6:25でありながら、ロンドン到着も、10:35であるため、ロンドンで乗り継いでヨーロッパ各地に向かう場合、 夕方までには、ヨーロッパ各地に到着が可能です。また、ロンドンでビジネスの場合でも、午前中に到着するため、容易になるでしょう。


最大のメリット2ですが、JMBの積算です。

JALもBAもワンワールドアライアンスに加盟する航空会社であるため、どちらのマイレージサービスに加盟していても、マイレージの積算は可能です。

しかし、JMBに加入している場合、BAの便名で運航される便に関しては、マイレージ積算に関して、JL便と比較すると大幅に不利になるのです。
Expエコノミークラス激安運賃の場合、積算マイルは25%です。JALの便名の場合、エコノミー激安運賃でも、50%の積算が可能なのです。

つまり、JL便名で予約すれば、BA運行の激安運賃であっても、少なくとも50%の積算が可能です。

しかし・・・、

マイル積算率もJALに準ずる

いままでは、25%しかマイル積算が出来ない場合がありましたが、2012年9月30日までは、エコノミークラス割引運賃の大半は、25%のマイル積算のみでしたが、10月1日からは、一部を除くエコノミークラス割引運賃のマイル積算は、70%へと改善されるようになります。

例えば、エコノミークラスの世界一周航空券を用いる場合、JALの積算マイルが25%であったことを考えると、大幅に改善されたものと思われます。

ちなみに、ビジネスクラスと私には縁の無いファーストクラスの利用に関しては、ほぼ従来通りの積算率でございます。

JMB FLY ONプログラムのボーナスマイル対象に

JMB FLY ONプログラムの会員(=上級会員)の場合、JALの飛行機に搭乗すれば、フライトマイルの50%〜125%のボーナスマイルが付与されますが、アメリカンエアラインに次いで、ブリティッシュ・エアウェイズでも、ボーナスマイルの対象になりました。

なお、積算されるボーナスマイルに若干違いがありますが、もらえるだけ ありがたいですね。

したがって、ヨーロッパ各地への移動やロンドン=北米大陸間・アフリカ大陸間などを、BAの便名での搭乗であっても、ボーナスマイルが付与されてしまう素晴らしい制度なのです。

アップグレードポイントが廃止された今では、少しでも多くのマイルを積算することが、重要ですしね。



ということで、おおまかに、ブリティッシュ・エアウェイズと日本航空の共同事業開始を取り上げてみました。ロンドンオリンピックが終わった今からでは、ロンドンに行くのも多少は容易になったと思います。

ぜひとも、JMBにて修行をされている方は、BAに搭乗されてみては いかがでしょうか。