国際線特典航空券落とし穴～燃油サーチャージ～

今までコツコツ貯めたマイルをいざ使おうとしたときに、無料で海外旅行に行けると思ったら、それは大きな間違えなのです。こんなものに、負担しなければいけないという落とし穴を紹介します。

もちろん、空港までの交通費がかかってしまうとか、そのようなお話では無いのですが、意外と負担が重たいのが難点です。

特典航空券において燃油サーチャージに注意

ずばり答えは、燃油サーチャージは特典航空券に含まれず、別途負担しなければならないということです。

近頃は燃料価格が高騰していることで、燃油サーチャージという言葉を、ニュースなどで聞かれた方は多いはずです。その燃油サーチャージは、国際線の航空券を購入する際に、航空運賃とは別に負担※しています。
※国内線は運賃に含まれている

それは、国際線の特典航空券も例外ではないため、航空券と別途に燃油サーチャージ・税金・手数料などを支払わなければなりません。

おそらく、格安航空券を購入する際にも、○○円～と書いてあって、一番最低価格の日に予約をしようとすると、最終的な費用は、もっとかかるという経験をされた方は多いかと思いますが、それと同じことが特典航空券でも適用されるのです。

燃油サーチャージはいくら？

数万円はかかります。時期によって値段が異なるため、正確な金額は、下記のJALのウェブでご覧ください。
国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内

つまり東京＝北米・欧米を往復すると5万円ぐらいかかってしまうんですね。（2012年4月現在）しかも、予約を取った後に、燃油サーチャージの金額が下がっても払い戻しとかありませんし・・・。（逆に上がっても、追加徴収もありません。）

なので、一昔前の超激安航空券ぐらいの値段がかかってしまうので、要注意というご案内でした。

燃油サーチャージを何か回避をする方法

さすがに、燃油サーチャージが発生します。無料だと思っていたのに、残念ですね。では終わらせません。燃油サーチャージの支払いを回避する方法もあります。

ワンワールド特典航空券を使う方法

日本航空のJALマイレージバンクを例にした場合ですが、JALで貯めたマイルは、ワンワールドアライアンスに加盟する航空会社の特典航空券にも交換することが出来るため、例えば、JALのマイルはアメリカン航空などの特典航空券として利用することも可能です。

そんなアメリカン航空ですが、特典航空券を発券する際に2012年4月現在、燃油サーチャージを負担する必要が無いのです。
http://www.americanairlines.jp/intl/jp/specialOffers/aboutfuel.jsp

上記ホームページによれば、燃油サーチャージの負担はする義務があるものの、無料特典航空券は除くらしいです。税金等の支払いは発生する可能性があります。

ただ、この原油高のご時世にいつまでこの制度が続くは不透明で、たとえば、FINNAIR（フィンランド航空）も以前は燃油サーチャージを徴収されませんでしたが、ある日から、徴収されるようになりました。

ちなみに、アメリカン航空からJALの機材・乗務員で運行されるコードシェア便の利用は、どうも出来なさそうなため、アメリカン航空のみの利用になりそうですね。

ということで、ちょっとした節約の裏ワザも絡めた情報でした。

関連項目：
スカイスイート787で行くニューヨークとシカゴの旅（特典航空券利用）

飛行機の裏ワザ＜世界の空港ラウンジめぐり